ボール奪取のタイミング

プレー前の状況

• ゴール前の右サイドに、黄色チームと赤チームの選手が3人ずつ集まっています。
• 左サイドにはスペースがあります。
• ボールホルダーにパスコースがありません

プレー内容の分析

オフェンスの動き

• ボールを足裏でコントロールしておらず、ボールをさらしている
• 体が沈んでおらず、動きもない状態

ディフェンスの動き

• オフェンスが両足を地面につけて完全に止まった瞬間に、加速してプレスをかける

プレー内容の考察

ボールホルダーはボールをさらしており、すぐに動ける状態ではありません。また、パスが出しづらく、オフェンスの選択肢は限定されておりドリブルを選択するのが自然です。

オフェンスの心理をさらに考えると、マーカーの近くにカバーがいないため、「急にプレッシャーをかけられることはないだろう」と考えた可能性もあります。つまり、この油断が無防備な状態を生んでしまったと考えられます。

逆に言えば、守備側にとってはカバーがいない状況でのチャレンジでした。しかし、迷いのない動きからは、ボールを奪えるという確信があったことがわかります。

このプレーから学べること

オフェンスは、パスを出す選択肢がないと動きが鈍くなる可能性があります。そのような状況でボールが体から離れていれば、ボール奪取のチャンスです。 チャンスがあるときによせ切れているか、チャンスが無い時に距離をとれているか、こういった点を意識して自分のプレーを見返すと改善点が見つかると思います。